今日は伊勢神宮の式年遷宮で「遷御の義」が執り行われた

式年遷宮 遷御の儀 障子窓

 
式年遷宮 遷御の儀
 
ありゃりゃ2日続けて
1日遅れ!すみませ~ん。

2013年と1993年の
10月 2日には 20年に一度の
伊勢神宮式年遷宮で中心になる神事
「遷御の義」が執り行われました。

お社などをまるごと新しく
作り変えるという 大掛かりなことを
脈々と続けてくること 
その取り組む姿勢が素晴らしいと。

正確にいつから なぜ20年毎なのか 
よくわからないこともあったりなかったりで 

古いものごとを守るの大切さが
ひしひしと伝わる気がします。

NHKの受け売りになりますけれども 
やはり神殿など建物の造りの技術などを 
伝承する意味があるのではと思います。

確かどれかの建物では 時間が経って
木が変化することまでを計算に入れ

あらかじめ隙間を作っておくと
言っていた気がします。
 

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伝統に凝縮された時間の重み

 
放っておけば建物もその造り方も 
朽ち果て伝承できなくなりますから。

20年ほどであれば 2回以上
遷宮に立ち会えますし 伝承として

失われることもなく正確に
受け継がれていくでしょう。

使うための木はちゃんとお山に
蓄えられているはずですし。

木のサイクルでも20年なら 
それなりにいろいろな年代の木が
適宜残っていくというか 
後々の管理もしやすいのかな…。 

あと大掛かりなことというのは 
裾野が広くなってたくさんの
仕事を作り出すものです。

神さまのおそばに集まってきた人々に 
そのまま留まってもらうには

神さまの緒世話をしていただくのが
一番いいんですね。

つまりおそばにいるからこそ 
できる仕事とかをやってもらうと。

古くから守り伝えられてきたことを 
未来に伝えてもらう…そうすることで 

神さまもいつも気持ちのいいお社に
おわしていただけるし 

そんな神さまのおそばに居たいと思う人を
呼び寄せてくださるのではないでしょうか。

そもそも神社に詣でるのは 
お礼を申し上げるために行くのです。

特にお伊勢さまには そこへ
お伺いできたことそのものが
ありがたいことであり これを思って
お礼を申し上げることなのです。

えー、それはちょっとおいときましょうか。

式年遷宮の一番の神事「遷御の義」は 
お社を建て替えている間 

移動していただいていたご神体を 
真新しいお社にお移しする儀式ですね。

2013年の「遷御の義」は 真っ暗な中 
松明が照らすだけの幻想的な
雰囲気の中で執り行われて 
とても不思議な感じでした。

同じ時間の中で行われているのが 
なんだか信じられないというか…。

明かりが原始的というより 
闇の持つ力の方が
印象的だったのかもしれません。

深い木立が作る本当の闇だったから 
一層幻想的に見えたのかも。

ずっとあの地に鎮まっていただいて 
ずっとずっと人間の営みをご覧になって
来られたんだなあと思うと 
やっぱりすごいですよ。

神さまのために式年遷宮をすることで 
お社や建物 橋などを造る人たち 

神宝といって神さまにお収めするものが
あるのですが それも新調するので

そういうもの(たぶん宝剣とか)を
造る人たち お召し物なども
あるそうなので

その材料を用意する人たち 
材料になる木を植えたり

管理する人たち 古い材料を
別のものに加工する人…
たくさんの人が関わりを持ちます。

たくさんの人が関われば 
その関わりは無限に広がっていきます。

こういうことが 神さまの力なのかなあと。

そうやってずっとずっと続いて
きているわけですからねえ…。

ずっと後になって知ったのですが 
古い材料は「お箸」などになるそうで 

もしも伺う機会があったら 
ぜひとも手に入れたいと思っています。

特に鳥居の柱とかだったらば 
すんごくいいんでないかいと思うのですが

「○○に使われていたのがいい」とか 
そういうムダにわがままなことを言ったら

罰が当たりそうなので 手にしたのを
ご縁と思うようにしようっと。(笑)
 
 

日本の歴史を見てきたお宮なので…

 
そうそう鳥居で思い出したけれど 
テレビなどでよく見る大きな鳥居と
それに続く木の橋、ありますよね?
(宇治橋というそうです) 

「冬至」の頃になるとこの宇治橋の鳥居の
ほぼ中央から 日が昇るそうです。

何でも参拝客が気が付いて 
神宮の広報誌に教えたんですと。

それっておよそ30年ほど
前のことらしいのですが…。\(◎o◎)/ 

…ということはですよ
それまで1300年もの間

膨大な数の人がそこに来ているのに
誰も気にしなかったってことで 
その方がすごい気がする。

というか たぶんそう見えるように 
作ってあるのではないですかねえ。

神さまにお鎮まりいただく場所にとって 
方角はとても大切ですから

ただぼんやりとテキトーに
作ったりしないと思いますよ 絶対。

だってね 伊勢神宮をはじめ「記紀」に
登場する古い神社などいくつかは

どういうわけか 一直線上に
並んでいたりとか 

正確に「春分点」の
方角にあったりとか

なぜそれが可能だったのかは
分かりませんが 
実際そうなっているんです。

これらを「いやあ そんなのって
ただの偶然でしょ」で

済ませられる性格では
ないですからね 私は。
(↑私なのかい ~_~;)

まあ「冬至」の頃の日の出の時間に
お参りする人は 
あまり居なかっただろうから

気が付くのに1300年
かかったのかもしんないけど…。
 
お読みいただきまして ありがとうございました。
 

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