12月27日 七十二候 鹿角解(さわしかのつのおつる)

鹿の角 落ちる

 

今日は七十二候の鹿角解
(さわしかのつのおつる)にあたります。

本当はとても難しい鹿という字が
使われているのですが
文字コ-ドに引っかかりそうなので
当用漢字にしました。

候の呼称のとおり シカさんて
毎年 角が生え変わるんですってね。

私なんか全然知らなくて
あの枝分かれした立派な角は
年を経るごとに枝分かれするもんだと
ばかり思っておりましたですよ。

んで、春先まで 角のない一見
メスのような姿でいるんですってね。

そして袋をかぶった柔らかくて
しかも血の通った角が 新しく生えてくると
聞いた時は へえええと思いました。

山の民ですけど シカさん身近にいないもんで。
 

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鹿の角が毎年生え変わるなんて

ちょうど秋口くらいが シカさんたちの
恋の季節で その時までに硬くて
立派なあの角になるんですってね。

角が硬くなって熟してくる(?)と
かぶっていた袋もぼろぼろになって
それをマーキングよろしく
木の幹などにこすり付けて落とすんだって。

間違って大切な角を
折っちゃったりはしないのかなあ…。

まあ 何もない所でもコケるような
私に言われたくないと言われそう。

(そう 自然を生き抜くシカさんを
自分と同列に語らないように)

毎年角が生え変わるのも
もしかすると 群れを率いるオスとして
みんなついてこいやと 立派な姿を
誇示しているってことですかね。

たしか繁殖期を過ぎて 今くらいの
寒い時期になると まるで要らないものでも
取れるように ぽろっと抜けるというか
取れちゃうそうですね。

で、角のないオスはすごく立場が
弱くなるという風に聞いています。

シカさんの場合 体が大きいとか
年長だとかそいうことではなくて
角があるか ないかで順位が
決まるみたいなことを聞きました。

あれ…でもそうすると 奈良公園の
シカさんたちには「角切り」って行事が
あったような気がするんだけど なかったっけ?

ありました~ 江戸時代から
始まったそうで 秋に行われるですね。

奈良公園のシカさんたちは
野生のシカさんだそうですし 必要があって
そういう行事が行われるのだと思います。

シカさんのことをずっと大切にされてきた
みなさんのなさることなので自然のことと
あまり変わりがないのではないかと思います。

 

他にも角のある動物はいるけど…?

もしかしてトナカイさんとか
ヘラジカさんとかも 毎年
角が生え変わるの?と思って見てみたら
やっぱり生え変わるそうですよ。

トナカイさんは角を使って
雪をどけて 食事をするそうですので
オスもメスも ともに角があるのだそうです。

ヘラジカさんたちも あのでっかい角は
毎年生え変わるんですって。

ものすごおおいスピードで
成長するそうですよ。

そうでしょうねえ 人の手のような形に
成長するのに毎年生え変わるとか

そこに使うエネルギーって
無駄遣いのような気が しないでもない…。

似た人たちにウシさんがいますけれど
こちらの方たちは一度生えた角は
生え変わることはないそうです。

だから仮に折れちゃったり 傷ついちゃっても
ずっとそのままなのです。

とても近い種類なのですが
はっきりと違うところもありますね。

私はシカというと
映画「もののけ姫」に出て来た
シシガミさんを思い出します。

とても立派な角を持った やぶにらみの
シカさんの姿をしていましたね。

足が地面に触れる度に
草花が萌え出てくるのが印象的でした。

あれは地面が神さまを寿ぎ
喜びの花を咲かせているのでしょうね。

日本では昔からニホンジカが身近にいました。

なのでシカさんの鳴き声や 角がない姿とか
新しい角が出始めた時とか 人間が目にしたり
耳にする機会が多かったので
暦にのるようになったのかなと想像します。

 

鹿さんとの住み分けがどんどん難しくなる…

大型の動物で群れをつくり 冬場は食べるものが
大変でしょうけれども 冬眠もしないし
雪の中を元気よく歩き回っていますね。

広葉樹の森を切り開いて スギやヒノキの
植林を進めましたけれど
シカさんたちの食料バランスを
変えてしまったかもしれませんね。

今ではシカさんたちの数が増えすぎて
困ったちゃん扱いになっています。

人間の側にも一因があると思っていますので
何とかシカさんたちと上手く住み分ける方法を
賢い方が考えるべきではないでしょうか。

少しでも早く対処すべき喫緊の課題だと思います。

個人的には出来ることなら産児制限をするのが
いいんじゃないかと思うのですが…。

食べさせる形の避妊薬みたいのは
できなものでしょうかねえ…?

駆除は数が全く追いつかないので 全国で
食害が発生しているわけですし…。

素人の発想なので あまり価値はないかもですが。

ともあれ今年もあと数日になりました。
今日はもう暮れの27日ですね。

お仕事はあと明日を残すだけ
という方も多いかもしれません。

一日早いですけれど 本年も一年間
お仕事 お疲れ様でした。

 
お読みいただきまして ありがとうございました。

 

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